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トマト農園でつながりを体感するガストロノミーツアーをプロデュース


都市部から農村地域へのアクセスのよい神戸市。

そこで営まれる近代的なハウス農業の特徴をコンテンツに取り入れ、

地域ならではの体験と、その地域で育まれる野菜を主役にしたコース料理を提供。


生産者、料理人と参加者が共に囲む「ソーシャルダイニング」をハイライトとして、インバウンドのゲストを迎えたガストロノミーツアーをプロデュースしました。



神戸市の北端である里山地域に位置する道場町。


ここでトマトやイチゴをメインにハウス栽培している東馬場農園さんは、神戸市の都市部から車で40分という消費者との物理的な近さを活かし、農園での観光事業や、農に触れられる商業施設でのオープンイベントの企画などにも積極的に取り組まれています。


東馬場農園の東馬場氏
道場町の里山風景




目指したのは、生産者・料理人と消費者の関係性を結ぶソーシャルダイニング


旅のハイライトは、生産者・料理人・参加者が共に同じ食卓を囲むソーシャルダイニング。


3者がフラットに交わる空間を創り関係性を育むことで、サステナブルな食体験を届けたいというPlant Journeyのコンセプトを、このツアーで表現することを目指しました。


また今回は、シンガポールからムスリムのゲストをお迎えすることから、ハラール対応のメニューを提供することに。生産者・料理人と共にツアーを作り上げました。




 


まずはサイクリングで、この土地を五感で理解


10月末の実施当日、神戸市都市部からバスで約40分。


広々とした平地に広がる田んぼが印象的な道場町に到着したゲストを、まずはサイクリングで周辺地域へご案内。


秋晴れの里山道を電動自転車でゆっくりと移動しながら、地域の農業や伝統文化である茅葺き屋根などについてご紹介しました。



道中、当日のダイニングで提供されるお料理に使った黒枝豆の畑にも訪問。

農家の内田さんが、気さくな様子で畑のこと等をご説明してくださいました。


黒枝豆の畑
農家の内田さん



大規模ハウスならではの農園体験


東馬場農園に戻ったあとは、トマトの栽培棚が整然と並ぶビニールハウスへ。


養液栽培という手法で日々大切に管理しながら育てられているたくさんのトマトが並ぶ様子は、それだけでも一見の価値あり。


トマトの収穫体験

大きなハウスの中を、東馬場さんの案内で見学します。


お楽しみは6色のカラフルミニトマトの収穫&食べ比べ。

赤、黄、緑、オレンジ、茶、など、普段あまり見かけないような珍しいトマトを摘み取って、味わいの違いを感じていただきました。


また、作業用のクレーンにも試乗し、ここでの栽培方法ならではの背の高いトマトの棚を上から見下ろすという貴重な体験も。




サステナブルな食の世界につながる

ガストロノミーツアー


ツアーの最後は、ハウス内に特別に設えた食卓を囲んだソーシャルダイニング。


ミシュラン三ツ星レストランでの経験をもつ川井良佑シェフが、道場町の4種の野菜をそれぞれ主役に仕立てた4品のコース料理を振舞います。


トマトの収穫体験

東馬場農園のトマトを葉まで使い、実のエッセンスを凝縮したクリアなスープの「トマトのガスパチョ」や、畑見学をした内田さんの黒枝豆を使ったリゾットなど、野菜が本来持つ力強さや美味しさを最大限に引き出した品々を、じっくりと堪能いただきました。


ハラールに対応するためペアリングは各料理に合わせたお茶を提供。



東馬場さんや内田さん、川井シェフと同じ空間で味わう食卓では、参加者からシェフへの質問や、生産者としての料理の感想なども聞かれ、普段とは違う自然と会話が生まれます。


このような関係性を紡ぎだし積み重ねていくことで、地域の野菜の価値や、訪問目的地としての地域の価値を高めることを目指しています。



今回は「近郊農業」という地域資源を活かしてツアー全体の体験を設計。


Plant Journeyとして、その土地の生産物や文化など、そこにある資源を軸にした食体験をよりブラッシュアップしてお届けしていくためのモニターツアーとなりました。


 

Partner:東馬場農園

Producer:菊池信孝(フードピクト)

Project Manager:臼井綾香(フードピクト)

Chef:川井良佑(フードピクト)

Photo:横山宗助(g)

Movie:神吉良輔(ふとっちょの木)


Area:神戸市北区

Time:2023年10月

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